「千日紅は一年草だから、冬には枯れるもの」と思っていませんか?
実は、あのボンボンのようなかわいい花が咲く一年草の千日紅も、室内で管理すれば冬越しできるんです。
この記事で紹介するのは、「キバナセンニチコウ」や「ファイヤーワークス」といった多年草タイプではなく、ピンクや紫の丸い花が咲く一般的な一年草の千日紅の冬越し体験談です。
10月に水挿しした千日紅が根を出し、鉢植えして室内で管理した3ヶ月の記録を、写真とともにご紹介します。
一年草の千日紅は冬越しできる?【室内なら可能】基本を確認
千日紅(センニチコウ)には、大きく分けて2つのタイプがあります。
一年草タイプ(ゴンフレナ・グロボーサ):
- 丸いボンボンのような花
- ピンク・赤・白・紫の花色
- 春にタネをまいて育てる
- 基本的に冬越しはできない
多年草タイプ:
- キバナセンニチコウ(ゴンフレナ・ハーゲアナ)
- ファイヤーワークス
- 半耐寒性で霜に当てなければ冬越しできる
一般的に「千日紅」として流通しているのは一年草タイプです。
私が今回冬越しに挑戦したのも、このピンクの丸い花が咲く一年草の千日紅です。
「一年草なので冬越しはできない」と思っていたのですが、室内で温度管理をすれば冬越しできる可能性があると知って、初めて試してみました。
10月から始めた冬越しチャレンジ
きっかけは水挿しで根が出たこと

(写真1:水挿しから5〜6cm根が伸びてきた様子)
10月初旬、庭の千日紅を切り花にして飾っていたところ、茎から根が出てきました。
実は、以前にも水挿しで根を出して地植えした経験があったので、今回は「冬越しに挑戦!」してみることにました。
その時の詳しい様子や水挿しのコツについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。「https://kurashinotanemakibako.com/sennichikou-sodatekata/」
2つの株で比較実験
出窓で水挿ししたのですが、環境がいいのか簡単に根が出ることに成功したので、今回は2つの株で異なる管理をしてみました。
株A: 根が出たらすぐ鉢植え(10月中旬)
株B: 水挿しのまま様子見(12月末まで約3ヶ月)
結果は歴然としていました。
【株A】早めに鉢植えした千日紅の成長記録
鉢に植え替えたばかりの様子

(写真2:鉢に植え替えして1日目の様子)
水挿しして約3週間、5〜6cmの根が出た段階ですぐに鉢に植え替えました。
使用した鉢と土:
- 直径10cmの小さな鉢
- 花と野菜の培養土
植え替え時のポイント: 根を傷つけないよう優しく土に植え、最初の水やりはたっぷりと 。
根が落ち着くまでは出窓には出さずに、室内の明るい場所に置く。
3カ月で驚きの成長ぶり

(写真3:植え替えして、脇芽がたくさん出ている様子)
鉢に植え替えして、約3ヶ月経ったときの様子です。
- 新しい脇芽が複数出てきた
- 3つ目の花芽が出現!
- 葉の色は濃い緑色で健康的
根元をよく見ると、小さな脇芽が次々と出ています。一年草とは思えない生命力です。
【株B】水挿しのまま3ヶ月放置した千日紅
3ヶ月後に鉢植えした理由

(写真4:水挿しのまま3カ月経過した千日紅)
もう1つの株は、水挿しのまま様子を見ていました。
根が出ていたので、枯れずに茎だけ伸びていきましたが、成長が非常に遅かったです。
水挿し木のまま、約3ヶ月経ったときの様子です。
- 根が長く伸びすぎた
- やっと小さな脇芽が1つ出たくらい
- 全体的に弱々しい印象
「このまま春まで水挿しで冬越しさせるのは無理だ」と判断し、1月に入って鉢に植え替えました。
根の長さに驚き

(写真5:千日紅の切り花から30cm伸びた根)
一輪挿しから取り出してみると、根が30cm以上も伸びていました!
こんなに根が伸びているのに、地上部の成長が遅かったのは、やはり土に植えていないからだと実感しました。
植え替え時のポイント: 根が長いので巻きながら根を傷つけないように植える。根が落ち着くまでは土の様子を見ながら1日2回水やり、出窓には出さずに室内の明るい場所に置く。
2つの株の比較から分かったこと
| 項目 | 株A(早めに鉢植え) | 株B(水挿し3ヶ月) |
|---|---|---|
| 脇芽の数 | 複数出ている | やっと1つ |
| 花芽 | 3つ目が出た | なし |
| 葉の色 | 濃い緑 | 薄い緑 |
| 根の様子 | 土の中でしっかり張っている | 30cm以上も伸びて迷走している |
| 全体的な印象 | 元気で成長中 | 弱々しい |
結論: 根が出たら早めに土に植え替えるのが正解!
水挿しのままでは、根は伸びても地上部の成長が追いつきません。
一年草の千日紅を冬越しさせるなら、根が5〜6cm出た段階で早めに鉢植えにするのがベストです。
切り花から育てる方法の最大のメリット
他にも、鉢植えの千日紅を冬越しさせる一般的な方法もあります。
ですが、この場合根元から切り戻す必要があり、冬の間は花がない状態で管理します。
私がやっている切り花を水挿しで発根させる方法なら、花を切り落とさずにそのまま挿すので、冬の間もずっと花が楽しめます。
実際、私の千日紅は:
- 水挿し中も花が咲いていた
- 鉢に植え替えた後も花が枯れなかった
- 今も3つ目の花芽が出て成長を続けている

【写真6:冬の室内で咲く千日紅の花】
寒い冬に室内で千日紅のかわいいボンボン花が咲いているのは、本当に癒やされます。
これが、この方法で冬越しさせる最大の魅力だと感じています。
千日紅の冬越し|具体的な管理方法【室内・水やり・温度】
置き場所の工夫が重要
水挿しも鉢植えも、日中は日当たりがいい出窓に置いて管理しています。
ですが、冬は夜になると出窓は温度が下がりすぎるので、室内に入れます。
千日紅の冬越し管理方法:
昼間(日中):
- 出窓に置いて日光浴
- できるだけ長い時間、日に当てる
- 植え替え後は根が落ち着くまで、室内の明るい場所で管理
夜間:
- 出窓は冷えるので室内に移動
- リビングの暖かい場所へ
- 10℃以下にならないよう注意
私は、この昼と夜の移動が日課になっています。
少し手間ですが、カーテンの開け閉めと同時にやるようにしています。
植物の様子を毎日チェックできるので、変化に気づきやすいというメリットもありますよ。
水やりの加減
冬の水やりポイント:
- 土の表面が乾いたら水やり
- 夏のようにたっぷりは不要
- 受け皿の水は必ず捨てる
- 根腐れに注意
冬は成長が緩やかなので、水やりは控えめにします。ただし、暖房で室内が乾燥している場合は、土の様子をよく観察しましょう。
温度管理
冬越しに必要な温度:
- 最低温度: 10℃以上をキープ
- 理想温度: 15℃前後
- 霜は絶対にNG
我が家はリビングに置いているので、20度前後の環境だと思います。
暖房の効いた室内なら問題ありませんが、窓際の夜間の冷え込みには注意してくださいね。
一年草の千日紅を冬越しさせるコツ
今回の経験から、一年草の千日紅を冬越しさせるコツをまとめます。
冬越し成功のポイント:
- 根が出たらすぐ鉢植えに
- 水挿しのままは成長が遅い
- 根が2〜3cm出たら植え替える
- 昼は日光、夜は暖かい場所
- 日照時間をできるだけ確保
- 夜間の冷え込みを避ける
- 水やりは控えめに
- 土の表面が乾いたら
- やりすぎは根腐れの原因
- 小さな鉢で管理
- 直径10cmくらいで十分
- 大きすぎると水管理が難しい
- 温度は10℃以上
- 室内の暖かい場所
- 窓際の夜間冷え込みに注意
冬越しできたら春はどうなる?
現在(1月)、株Aの千日紅は3つ目の花芽が見え、元気に成長を続けています。
もし春まで無事に冬越しできたら:
- 春に暖かくなったら屋外へ
- ひと回り大きな鉢に植え替え
- または庭に地植え
- 早い時期から花を楽しめる
一年草として種から育てると、花が咲くまで数ヶ月かかりますが、冬越しした株なら春早々から花を咲かせてくれるはずです。
よくある疑問Q&A
Q1. 一年草の千日紅は必ず冬越しできますか?
A. 絶対ではなく、条件次第で冬越しできる可能性が十分あります。温度管理がしっかりできれば成功率は上がりますが、株の状態や環境によっては枯れることもあります。
Q2. 水挿しのまま春まで冬越しできますか?
A. 私の経験では難しいと思います。3ヶ月水挿しのままだった株Bは、根は伸びても地上部の成長が非常に遅く、葉の色も薄かったです。根が出たら早めに鉢に植え替えることをおすすめします。
Q3. 外で冬越しできますか?
A. 一年草の千日紅は耐寒性がないため、霜に当たると枯れます。外での冬越しは基本的に不可能です。必ず室内で管理してください。
Q4. 多年草の千日紅との違いは?
A. 多年草タイプ(キバナセンニチコウなど)は半耐寒性で、霜に当てなければ比較的簡単に冬越しできます。一年草タイプは本来冬越しできない植物なので、より慎重な温度管理が必要です。
まとめ
「冬には枯れる」と思っていた千日紅ですが、室内で管理すれば冬越しできることが分かりました。
今回の経験で分かったこと:
- 一年草の千日紅も条件次第で冬越しできる
- 根が出たら早めに土に植え替えるのが重要
- 水挿しのままでは成長が遅い
- 昼は日光、夜は暖かい場所という管理が効果的
- 小さな鉢で温度管理しやすくする
ボンボンのようなかわいい花が咲く一年草の千日紅。
「春にまた種から育てるのは大変」「お気に入りの株を残したい」という方は、ぜひ冬越しに挑戦してみてください。
春には、去年より早く花を楽しめるかもしれませんよ。


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