ブルーベリーの挿し木をしたけれど、根付いたのか枯れているのか分からない…。
そんな不安を抱えていませんか?
挿し木は「根っこが見えない」し、葉が落ちてから変化がない期間が続くので心配になったりするものです。
私も11月半ばに4種類の方法(水挿し、ペットボトル挿し、プランター挿し、庭土への直接挿し木)でブルーベリーの挿し木に挑戦。
3ヶ月経った今、それぞれの挿し木に少しずつ変化が見られるようになりました。
この記事では、ブルーベリー挿し木3ヶ月後に“成功かどうか判断する方法”を、写真付きで具体的に解説します。
ブルーベリーの挿し木|3ヶ月後の様子
庭土に直接挿した株
11月半ばに挿し木をして、2月中旬の今、庭に直接挿した株には花芽がついています。

(写真1:庭に挿し木して3カ月後の様子)
2ヶ所挿し木したのですが、1ヶ所は丸い花芽が4つも膨らんでいて、もう1ヶ所も小さな花芽が出始めています。
花芽がたくさんついているのを見て、最初は「挿し木成功!」と喜びましたが、実はこれ、まだ安心できないんです。
花芽が出ても、まだ安心できない理由とは?
見た目だけなら「大成功!」と思ってしまいそうですが、実は花芽が出ても、それは成功のサインとは限りません。
挿し木した枝は、前年に既に花芽の準備をしていた可能性があります。ブルーベリーは枝に蓄えられた養分だけで花芽を膨らませることができるのです。
根がしっかり張っていなくても花芽は出る。これが、花芽だけでは判断できない理由です。
花芽を残すと実を育てるためにエネルギーを使い、根の成長が遅れてしまいます。
挿し木1年目は“実よりも根作り優先”が基本です。
ブルーベリーの花芽の摘み方【挿し木1年目】

(写真2:挿し木した枝に花芽が付いている状態)
こちらが丸くふくらんだ花芽です。
枝の中に残っているエネルギーを使って、芽を膨らませているだけで、まだ「根」から水分や栄養を吸い上げているわけではありません。
挿し木1年目のブルーベリーは、株を弱らせないためにこの花芽を摘み取ってくださいね。
丸くふくらんだ形をしている花芽ではなく、葉っぱになる芽(尖った芽)だけを残すのが、春に根付かせるための最大のコツです。
手順
- 丸くふくらんだ花芽を確認する
- 指でつまんで軽く横に倒す
- ポロッと外れればOK

(写真3:花芽を摘み採った後のブルーベリーの枝)
写真のように、外側のガク(芽の皮のような部分)が少し残っても問題ありません。
無理にハサミで深く切ると、枝の成長点を傷つけることがあるので注意しましょう。
私も最初は花芽を摘み取るのをちょっとためらいましたが、思いきって全部摘み取って大丈夫です。
花にエネルギーを使うより、根と枝の成長を優先させることが、来年以降の収穫につながります。
ペットボトル挿し・プランター挿し|3ヶ月後の変化

(写真4:プランターに挿し木して3ヶ月目の様子)
ブルーベリーの枝をプランターに挿し木して3ヶ月経ちましたが、大きな変化がありません。

(写真5:節目から花芽のようなものが出ているアップ写真)
ただし、よく見ると一つだけ花芽のようなものが付いていました。節にも赤い芽ができかけているので、これから葉が出てくるのかもしれません。
根の様子は全く分かりませんが、茎は挿し木したときのまま青く枯れた様子ないです。

(写真6:ペットボトルに挿し木して3ヶ月目の様子)
ペットボトル挿しが一番変化がないです。
外から根が見えるようになるには相当時間がかかるので、この状態では本当に根付いているのか、水やりは適切か、少し不安になります。
ペットボトルの挿し木は、保湿力が高いので水のやりすぎを気にしていたのですが、枝の色は青くきれいなので、今のところ大丈夫そうです。
ブルーベリー水挿し|3ヶ月後のカルスと花芽の様子

(写真7:水挿しの丸い突起(カルス)のアップ写真)
水挿しは一番早く変化が見えました。
1ヶ月過ぎたころから、茎の切り口あたりに丸いぷっくりとした突起が出てきました。
3ヶ月後の今は、ぼこぼこと突起が複数箇所に増え、最初に出てきた突起は黄緑色になって大きくなってきています。
水挿しのカルス(丸い突起)の正体
水挿しで早くから出てきた丸いぷっくりとした突起。これはカルス(癒傷組織)と呼ばれるものです。
カルスは切り口を塞ぐために形成される組織で、根の前段階です。
カルスが出た = 必ず根が出るわけではありません。でも、カルスが増えてきたり、黄緑色になって大きく飛び出してくるのは、根が出る準備が進んでいる良いサインと言えます。
我が家の場合、水挿し中の枝にも丸いぷっくりとした花芽が出てきました。

(写真8:水挿しした枝についた花芽)
丸い花芽は株の体力を奪ってしまうので摘み取り、とがったものは葉芽の可能性があるので残してあげましょう。
水挿しから根が出たら土への植え替え
ブルーベリーの水挿しから根が出てきたら、土に植え替えをします。根が1〜3cm程度伸びたタイミングが土への植え替えの目安です。
根の長さだけでなく、以下のポイントも合わせて確認してくださいね。
新芽(葉芽)が展開しているか: 根が出始めると同時に、節にある尖った「葉芽」が動き出し、小さな葉が開き始めます。地上部も元気に動き出していることが、土への適応を早める秘訣です。
4月〜5月の暖かい時期に: 2月や3月のまだ寒い時期よりも、気温が安定して暖かくなる春に植え替えるのが一番安全です。
ブルーベリーに適した土を選ぶ: ブルーベリーは酸性土壌を好みます。植え替えの際は、ピートモスを混ぜた土や「ブルーベリー専用の培養土」を用意して、デリケートな根を優しく包んであげましょう。
水挿しで発根させた「水根」を土に馴染ませるのは少し緊張しますが、葉がツヤツヤと伸び出していれば、きっと元気に育ってくれますよ。
ブルーベリーの挿し木|成功したかどうかの判断方法
ブルーベリーの挿し木は、いつになったら「成功した」と判断できるのでしょうか?
時期別の判断基準
11月〜2月(挿し木直後〜3ヶ月)
- この時期はまだ判断できません
- 花芽が出ても、根付いたとは限らない
3月(挿し木から4ヶ月)
- 新芽が動き出す時期
4月〜5月(挿し木から5〜6ヶ月)
- 新しい葉が展開し始めたら成功!
成功のサイン
- 新しい葉が出てくる(これが一番確実)
- 茎が青々としている
失敗のサイン
- 茎が茶色く変色してきた
- 枝がカサカサに乾燥している
ブルーベリーの挿し木|冬の水やり
土に直接挿し木した場合や、プランター挿しは根の様子が全く見えません。ペットボトル挿しも相当根が伸びてこないと、外から確認することができません。
水切れや、水のやりすぎで根腐れしないように気を付けましょう。
冬の水やりの基本
冬の間の水やりは、基本的には下記のようにします。
- 土の表面が乾いたら水をあげる
- 冬は成長が止まっているので、水は控えめに
根腐れの心配
茎が青いままなら、根腐れの心配は少ないです。根腐れしていたら、茎が茶色く変色したり、ふにゃふにゃに柔らかくなったりします。
特に、ペットボトル挿しの場合、保湿力は高いので水のやりすぎに注意してくださいね。
よくある疑問Q&A
Q1. 花芽が出たら挿し木は成功ですか?
花芽が出ただけでは成功とは判断できません。本当の成功は春に新葉が出ることです。
Q2. 花芽を摘まないとどうなりますか?
花を咲かせると株が弱ります。挿し木1年目は、花芽を摘んで根と枝の成長を優先させましょう。
Q3. 水挿しで2ヶ月経っても根が出ません。諦めた方が良いですか?
諦めるのはまだ早いです。カルスが増えてきたり、黄緑色になって大きくなってきているなら、根が出る準備が進んでいるサインです。また、枝に先がとがった黄緑色の芽(葉芽)が出てきていれば、さらに良い兆候です。丸いぷっくりとした花芽は摘み取りながら、もう少し様子を見てみましょう。
Q4. いつになったら「成功した」と判断できますか?
4月〜5月に新しい葉が展開し始めたら、挿し木成功です。それまでは様子見期間と考えて、焦らず待ちましょう。
まとめ
ブルーベリーの挿し木は、見た目だけでは判断しにくいのが難しいところです。
大切なポイント:
- 花芽が出た = 成功ではない
- 挿し木1年目の花芽は摘む
- 本当の判断は春(4〜5月)に新葉が出るかどうか
- 冬の水やりは控えめに
焦らず、春を待ってくださいね。新しい葉が出てきたときの喜びは、きっと格別ですよ。


コメント