家庭菜園でオクラを育てていると、葉っぱが丸まったり、虫食いだらけになったりして「ちゃんと育っているの?」と不安になることはありませんか?
虫がついて穴だらけになった葉っぱでも、オクラはとても丈夫な野菜。
多少の葉のトラブルがあっても、実はしっかり収穫できるんです。
この記事では、オクラの収穫時期や長く楽しむポイント、葉のトラブルの原因、対策のヒントを、私の家庭菜園の体験談を交えて詳しくまとめました。
無農薬栽培でも役立つ内容です。
オクラの収穫時期はいつからいつまで?

(写真1:収穫した2日分のオクラ /9月下旬撮影)
オクラの収穫時期は気候や品種によって変わりますが、一般的には6月初旬〜11月くらいまでです。
地域差も大きいですが、暖地では11月くらいまで十分楽しめます。
私の家庭菜園でも、毎年6月中旬から最初の実を収穫し始め、晩秋の11月まで収穫することができてます。
11月に入ってもまだオクラの実がなっているので、近所の方もびっくりされるほどです。
ポイントは適度な水やりと、ときどき肥料を与えるくらいで、我が家ではほとんど手をかけずに、長い期間収穫し続けています。
今年は「ジャンボオクラ」と「満点」という品種のオクラを、それぞれ1ポットずつ植えました。
ひとつのポットの中に3本の苗が入っていましたが、バラさずにそのまま植えています。
毎年、2ポットを買って植えていますが、無農薬でも本当に食べきれないくらいのオクラを収穫することができています。
実が大きくなりすぎる前に収穫すれば、新しい実が次々と育つので、本当に長く収穫を楽しめる野菜ですよ。
葉っぱの丸まり・糞・穴の正体は?

(写真2:葉を丸めて隠れたハマキムシの被害葉)

(※虫のアップ画像です。クリック注意!)
(写真3:葉を広げると発見!ハマキムシの幼虫)
オクラを無農薬で育てると、葉っぱには自然と虫がやってきます。家庭菜園では上の画像のような、トラブルをよく見かけます。
ある日、葉っぱを見てみると黒っぽい粒々がびっしり。
さらにオクラの葉があっちこっち、丸まってるということがあります。そのまま放置していると、丸まった葉がどんどん増えていきます。
我が家の畑でも、毎年 ハマキムシ(葉巻虫)が大量発生しています。
ハマキムシは、葉を巻いて隠れながら食べるので、糞も葉の中にたくさん残ります。
ハマキムシの駆除をさぼると、丸まった葉の中でさなぎに育っていることもありますよ。

(※虫のアップ画像です。クリック注意!)
(写真4:丸まった葉の中にいたハマキムシのさなぎ)
オクラの丸まった葉を見つけたときは、できるだけこまめに取り除くようにしましょう。
穴だらけの葉っぱの原因は?

(写真5:虫食いだらけになった葉っぱ)
ハマキムシを取り除くのをさぼったせいでしょうか?
かなりの葉っぱが、勢いよく食べられてしまいました。
無農薬で育てる場合はハマキムシをみつけたら、葉や枝ごと摘み取るなどの対策をするようにしましょう。
とはいっても、写真のようになってから葉や枝ごと全部摘み取っていたら、オクラが枯れてしまいそうですよね?
我が家では、オクラの葉や枝はできるだけ残すようにして、被害のひどい葉だけ取り除くか、丸まった葉の中にいる幼虫を一つずつ手で取り除くようにしています。
見た目は少しショックですが、オクラの木自体は元気。
葉っぱの一部が食べられても、実はしっかり育っていますよ。
葉っぱが穴だらけのみの場合は、ハマキムシだけでなく コガネムシ・バッタ・夜行性のヨトウムシ類 なども犯人になりえます。
私の畑でも昼間にコガネムシが葉を食べているところを見つけ、「あ、君が犯人だったのね!」と笑ってしまったことがあります。
葉のトラブルの原因まとめ
- 葉が丸まって糞だらけ → ハマキムシの可能性が高い
- 穴だらけだけ → ハマキムシだけでなく、他の虫の可能性もある
- 敷き藁の利用時 → ダンゴムシの繁殖にも注意
敷き藁の下が、思わぬダンゴムシだらけに
5月にオクラの苗を植えたとき、まだ気温が低かったので、寒さ対策のためにオクラの株元に藁を敷きました。
でも、これが意外なトラブルの原因に…。
藁の下で ダンゴムシが大繁殖 し、葉っぱを食べまくっていたんです。
最初は原因がわからず「何で葉っぱが穴だらけに…?」と焦りました。
結局、藁を取り除き、湿気を減らして土を少し乾燥気味にさせるように心がけました。
それでも、ダンゴムシの被害はなかなか止まらず、「満点」というオクラの方は特にひどかったので、新芽を次々食べられたせいか、背丈は今でも少し低いです。
それでもオクラは、脇芽がたくさん出てよく育っています。
敷き藁は暑さ対策にも使われる場合があると思いますが、ときどき藁をめくって土の状態を確かめないといけませんね。
家庭菜園では、保湿やマルチングの工夫が、思わぬ虫の温床になることもあると学びました。
虫がいてもオクラは長く楽しめる

(写真6:元気な葉と収穫可能なオクラ/9月下旬撮影)
オクラは葉が虫に食べられても、新しい葉っぱが次々に出てくる頼もしい野菜です。
虫食いで穴だらけの葉になった隣には、元気な緑の葉と立派な実ができています。
たくさん丸まった葉や、たくさん穴があいた葉があっても、新しい葉っぱがどんどん出てきて実ができるので長い期間収穫ができます。
虫食いだらけの葉っぱもあまり気にしないでも大丈夫です。
無農薬で育てると、虫や葉のトラブルも家庭菜園の醍醐味の一つ。
「葉っぱが虫に食べられても、実は収穫できる」という体験を通して、自然の力を感じられます。
まとめ
- 収穫時期:6月-11月、こまめな収穫で長く楽しめる
- 葉のトラブル:
- 丸まった葉や糞だらけ → ハマキムシの可能性
- 穴だけの葉 → 他の虫も考えられる
- 敷き藁で保温や乾燥対策:保湿効果はあるので虫が増える場合もある
- 幼虫やさなぎ:見つけたら早めに取り除くのが効果的
- 長く楽しむポイント:虫や葉のトラブルも含めて観察し、必要なときだけ対策する
葉っぱが少しやられても、オクラの実はしっかり育ちますし、新しい葉っぱもどんどん出てきます。
虫の存在も家庭菜園ならではの楽しみの一つです。
自然の中で育つ野菜の成長を観察しながら、収穫の喜びを満喫してくださいね。



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