トマトの収穫時期はいつまで?追熟で遅くまで楽しむコツ【家庭菜園】

トマト収穫アイキャッチ、赤いミニトマト
夏野菜

家庭菜園でトマトを育てていると、9月や10月になっても「まだ花が咲いてる!」

「木は枯れそうなのに先端だけ元気」という不思議な現象を目にすることはありませんか?

私の家庭菜園でも毎年同じことが起こります。収穫時期は終わりそうなのに、枯れかかったトマトの木の先端部分だけがどんどん伸びて、花や実をつけ続けるんです。

この記事では、トマトはいつまで収穫できるのか、収穫終盤の現象と対処法、追熟のコツを、私なりの体験と調べたことをまとめました。

トマトの収穫時期はいつからいつまで?

ミニトマト収穫時期の赤実風景

ミニトマト収穫時期のアップ (参考画像)

【収穫時期の目安】

  • 一般的には6-8月が中心
  • 品種・植え付けで5月下旬-10月可能
  • 暖地なら10月まで収穫OK


一般的にはトマトの収穫時期は6月から8月が中心ですが、環境によって前後します。

収穫時期は品種や植え付け時期によって違うだけでなく、環境やお世話の仕方によってかなり変わってきます。

また、気候によっても収穫時期は変わりますが、暖地では10月まで収穫できることもあります。

ミニトマトの場合、5月中旬~10月上旬くらいまで長い期間収穫が可能なので、家庭菜園におすすめですね。

我が家では5月の初めに、ミニトマトと中玉トマトの苗を一本ずつ植えました。

夏の強い日差しの中では、どんどん実が赤くなり、次から次へと収穫できていたのですが、
9月に入るとだんだんトマトの葉が枯れてくるようになり、赤くなるスピードがぐっと落ちてきました。

それでも枝はぐんぐん伸びて、いまでもたくさんの花を咲かせ小さな実もあちこちに…

もうすぐ10月ですが、枯れかけた木でも先端部分が青々しています。

水やりと追肥を心がければ、トマトは思っている以上に長く収穫できる野菜なんですね。

「もう収穫は終わりかな」と思うサイン

トマト収穫後半の枯れ木と実

写真1:枯れかけた木にまだ実が付いている(9月下旬撮影)

私の畑でも、木の下の方はすっかり葉が茶色く枯れてしまいました。

それでも、地面を這うように伸びた先端からは、まるで「まだまだ終わらないよ」と言わんばかりに花が咲き、小さな青い実がついていました。

あなたの畑でも同じ現象が起こっていませんか?

では、どのようなときに「収穫の終わり」と判断すればよいのでしょうか。

例えばこんな状態です

  • 株全体が弱り、花がつかなくなる
  • 葉が黄色く枯れ、光合成の力が落ちている
  • 気温が下がり、赤くなるまでに時間がかかるようになる

こうした状態が重なると、新しい実を楽しむのは難しくなります。
写真のようになったら、もうそろそろ終わりのサインなのかも知れませんね。

トマト収穫後半の花と小さな実

写真2:先端にはまだ花や小さな実が見える(9月下旬撮影)

私の株も、もう終わりかもと思いながら、先端にはまだ小さな希望のような青い実が残っているのを見ると、なかなか株を引き上げられないで様子を見ています。

少しでも長く収穫を楽しむ工夫

「もう少しだけ収穫したい!」
そんな気持ちでいくつか試してみたことがあります。

  • 枯れた下葉を整理して、風通しをよくする
  • 株元に500倍に希釈した液体肥料を、1週間に1回散布

元気がなくなった株に、即効性のある液体肥料を活用する方法を試してみました。

また、下葉を整理するのも効果的で、見た目がすっきりするだけでなく、病気の予防にもつながります。

このように少し手をかけてあげることで、先端の部分がさらに元気になり、花を咲かせ実をつけ続けるようになりました。

終わりかけのトマト、追熟して楽しめる味わい

トマト未熟実の収穫

写真3:完熟する前に収穫したトマト(9月下旬撮影)

終わりが近づいたトマトは、最盛期のように立派に色づいたトマトは少なくなります。

色づくまでに時間がかかるうえに、ヘタの周辺がいつまでたってもなかなか色づかなかったので、思い切って収穫しました。

このトマトを裏返すと、とってもきれいに色づいているんですよ。

トマト外観が完熟した実

写真4:見た目は完熟しているように見えるトマト(9月下旬撮影)

見た目はおいしそうで、すでに完熟しているように見えますよね。

でも、まだ実が固くヘタの周辺が色づいてない部分があるので、追熟させることにしました。

トマト追熟後の熟した実

写真5:追熟させたおいしそうなトマト(9月下旬撮影)

気温が高かったため、2日間常温で追熟させたら、トマトの実も柔らかくなりました。

気になっていたヘタの周りもきれいに色づき、おいしそうに追熟できました。

味も抜群に甘くなっていました。

トマトを追熟させるときのポイントをまとめました。

追熟の方法(常温)

収穫終盤の固いトマトは、収穫後に常温で追熟させると驚くほど柔らかく、美味しくなります。

追熟の手順:

  1. 収穫のタイミング:少し青い部分が残っている段階で収穫
  2. 保存場所:直射日光の当たらない常温の場所
  3. 期間:2-5日程度(トマトの状態や温度による)
  4. 完了の目安:軽く押して弾力を感じられるようになったら食べ頃

追熟中の注意点

  • 気温が高いとすぐに柔らかくなりすぎるので注意
  • 湿度が高すぎるとカビが生えやすくなるので注意
  • 毎日チェックして、柔らかくなったものから食べる
  • 傷があるトマトは早めに消費する

追熟の効果

追熟させたトマトは、収穫直後の固いときとは別物です。甘みも増して、トマト本来の味わいを楽しめます。

我が家では、固くて見栄えの悪いトマトも、追熟させた後は「買ってきたトマトより美味しい!」と喜んでもらえています。

まとめ

  1. 収穫時期:一般的に6-8月が中心、品種や環境により5月下旬-10月まで可能
  2. 収穫終盤の特徴
    • 木の下部は枯れても先端は元気
    • 色づきが不均一になることがある
    • 実が固くなりがち
  3. 追熟のコツ:常温で2-5日、毎日チェック
  4. 管理ポイント:水やり調整、枯れ葉処理など
  5. 長く楽しむ秘訣:追肥継続と適切な管理

トマトは収穫終盤でも、まだまだ楽しめる野菜です。木が枯れかかっても諦めずに、先端の成長を見守ってみてくださいね。

固いトマトでも追熟させれば美味しく食べられるので、この時期ならではの楽しみ方です。

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