芝桜がきれいに咲き終わったあと、「このまま放っておいても大丈夫かな?」と悩んでいませんか?
花後は青々とした葉だけの状態になり、一見きれいに見えるため、そのままで良さそうに感じますよね。
しかし実は、芝桜は花が終わった後の「刈り込み」と、隙間を埋める「挿し芽」の手入れをするかどうかで、来年の花のボリュームが大きく変わります。
我が家でも2箇所に芝桜を植えていますが、今年は「伸びすぎた場所の刈り込み」と、日当たりが良すぎて「穴あきになった場所への挿し芽」を行いました。
挿し芽といっても、専用の土は使わず、家にある土で直接茎を挿すだけの“ズボラ流”で挑戦しています。
この記事では、実際に庭で行った芝桜の手入れの様子を、写真付きで詳しく紹介します。来年も一面に広がるピンクの絨毯を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
芝桜「花後」の手入れが必要なの?
芝桜は「植えっぱなしでOK」と思われがちですが、実は花が終わった直後のケアが翌年の花つきに大きく影響します。
手入れが必要な理由は、大きく分けて2つあります。
①「蒸れ」を防いで夏越しさせるため
芝桜は寒さには強いですが、高温多湿の「蒸れ」にはとても弱いです。
花が終わって伸び放題のまま梅雨や夏を迎えると、株の中の風通しが悪くなり、根元から茶色く枯れ上がってしまうことがあります。
②来年の「花密度」を上げるため
芝桜はハサミを入れる(刈り込む)と、切った場所から枝が2本、3本と増えます。
刈り込みなし: 1本の茎がひたすら伸びる = 花が「点」で咲くようになり、全体としてピンクの絨毯の厚みが薄くなる。
刈り込みあり: 枝数が増える = 花の数が増え、隙間なく密集して咲く。
そのままにしておくと、茎ばかりがヒョロヒョロと伸びてしまい、根元がスカスカな状態になってしまいます。
実は、我が家の芝桜も以前は植えっぱなしで、茎が30センチ以上も伸びて浮き上がってしまったことがありました。
下記は刈り込みをしていない、我が家の植えっぱなしの芝桜です。

(写真1:芝桜の茎が30センチ以上伸びて、浮き上がっている状態)
一見、枯れてしまったようにも見えますが、実はこれ、芝桜の生命力が強い証拠。
このときは1月に、浮き上がった茎を覆うようにたっぷりと目土(めつち)をかぶせて、新しい根が出るのを待ちました。

(写真2:茎が浮き上がった芝桜に目土をかぶせた様子)
目土のおかげで無事に復活し、今年もきれいに咲いてくれましたが、『来年はもっと低い位置で密に咲かせたい!』と思い、今回は花後の刈り込みをしっかり行うことにしました。
芝桜の刈り込み|時期と具体的な方法
芝桜の刈り込みの目的は、
- 株をリセットする
- 新芽を増やす
- 蒸れを防ぐ
の3つです。
そのため、「花が終わった直後」に行うのが重要です。
ハサミを入れる位置
芝桜の花後、刈り込みをするときは葉が残る位置で、表面をなでるように切るのが基本です。
ハサミを入れる具体的な位置は:
- 柔らかい葉が伸びて密集している場所
- 地面から3cm〜5cmくらいを残して、表面を丸く整える
緑の葉が残る位置で、全体の1/3〜1/2くらいをカットするイメージです。
茶色くなってポキッと折れそうな枝のような部分(木質化)からは新しい芽が出にくいので、必ず緑の葉っぱがついているところで止めるのがコツです。
下記の写真は、冬に茎が浮き上がった芝桜に目土をかぶせた芝桜の花後の様子です。

(写真3:冬に目土を入れた芝桜の花後、刈り込みする前の様子)
目土をたっぷり入れたので、今年は花数も多くとてもきれいでした。花後も新しい葉がたくさん伸び青々してとてもいい感じに成長しています。

(写真4:芝桜の刈り込み後の様子、中の蒸れが解消されてスッキリ!)
風通しをよくするために、芝桜の花後の刈り込みを行いました。
刈り込み直後は株が弱っているので、土が乾いたらたっぷり与えるといいですね。
今回は、よく切れるハサミを使って表面を平らにする感じで切っていきました。これで蒸れ防止もできて、来年の花芽も増えそうです。
芝桜の増やし方|“ズボラ流”で挑戦する直接挿し芽

(写真5:日当たりのいいレンガの近くの芝桜、穴あき状態になっている)
我が家の日当たりの良すぎる場所にある芝桜。
だんだん真ん中が穴あきになってしまいました。今回はここを挿し芽で埋めていこうと思います。
さっそく準備を進めていきます。
茎を引っ張ってみると、下の方が枯れていて根が浮いた感じになっているので、そこを掃除して使います。

(写真6:穴埋めに使う挿し芽、根元の枯れた葉の下でカットしている)
写真のように、挿し芽に使う茎はだいたい5cm〜10cmくらいの長さで準備しました。
葉が枯れたようになっている下の部分をカットして、穴が空いてる部分の土に直接挿します。
ポイントは、下のほうについていた枯れ葉を丁寧に取り除き、茎(節)をしっかり出すことです。ここを土に埋めることで、新しい根っこが力強く出てきます。
挿し芽は乾燥させないことが成功のポイントです。曇りの日や夕方に作業すると、植物への負担が少なくていいです。
下の写真は、準備した挿し芽を、穴あきの場所に直接挿し芽をした状態です。

(写真7:挿し芽で、全体的に穴がふさがれた状態の芝桜)
穴あきだった芝桜がきれいに埋まって、いい感じになっています。狭い範囲でしたが、思っていたより挿し芽の数が必要で、用意した挿し芽では少し足りなかったので追加しました。
挿し芽をしたあと、仕上げに目土をかぶせて茎が浮いてこないようにして、後はたっぷり水やりをしました。
今回は専用の目土がなかったので、家にある真砂土7:腐葉土3でブレンドして使っています。これならわざわざ買いに行かなくて手軽で楽です。
挿し芽が完了してからの1〜2週間は、毎日お水をあげて、根っこが土を掴むのをサポートしましょう。
挿し芽がうまく根付くまでには、一般的に2〜3週間ほどかかります。新しい葉が少しずつ動き出したら、根付いたサインです。経過はまたレポートしていきますね!
まとめ
今回は、花が終わった後の芝桜の「刈り込み」と「挿し芽」を実際に行ってみました。
- 刈り込み: 蒸れを防いで、来年の花の密度を上げるために重要
- 挿し芽: 穴あき部分も、家にある土とカットした茎で簡単に修復できる
芝桜はとても生命力が強い植物です。
もし「伸びすぎてしまった」「穴あきになってしまった」と悩んでいても、今回のように少しの手間をかけてあげるだけで、また元気に復活してくれます。
来年の春、また一面に広がるピンクの絨毯に会えるのが今から楽しみです!
あなたもぜひ、花後のひと手間を楽しんでみてくださいね。


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